投資というとギャンブルのようにイチかバチかという博打と感じる方も多いとは思いますが、編集部がお勧めするのは今後20年30年と続けていける堅実な投資です。
みなさん2000万円問題はご存知だと思いますが、これは日本政府が公表した年金にまつわる老後資金の問題です。平均19万円といわれる年金と平均支出額24万円の差が5万円の赤字、老後生活が20年とした場合1300万円不足し、30年の場合2000万円足りないということになります。
これは夫婦二人世帯を想定していますが、この先年金が減額する可能性があることを考えると、2000万円以上が必要といわれています。
仮に2000万円を貯金だけで作ろうとした場合、毎月5万円を33年間積み立てる必要があります。
ところがこれはかなり難しく、企業寿命が平均25年といわれますが、すなわちこれは誰でも一度や二度は転職をする可能性があること、転職すると収入が低くなりやすいこと、また大企業にいてもリストラにあう可能性があること、会社内の人間関係ややむをえない事情で自ら退職するかもしれないこと、社会情勢や自然災害の影響を受けてしまうかもしれないこと等々、毎月5万円を33年間積み立てるというのは並大抵ではないという状況の人が多いと思います。
そこで多くの人が株式投資をはじめとする資産運用を始めなければならないのです。これは今の日本の状況では必須とも言われています。
欧米では多くの人が、公的年金だけに頼らず確定拠出年金制度を利用して個人で資産運用をしています。
確定拠出年金とは自分で作るいわば自分年金のことで、日本ではiDeCo(イデコ)があります。
iDeCoは所得税・住民税が減額できて節税できたり、運用益が非課税になります。
日本では公的年金だけで老後を乗り切ろうという風潮がありますが、世界のどこを探しても公的年金だけで老後生活が満足にできる国というのは無く、自分年金を作ることは常識になっています。
そして、欧米先進国の基準では既に何に投資してどう運用するかというのはもう確立されています。
それは、日本の場合、iDeCoに加入して「米国株式インデックスファンド」か「全世界インデックスファンド」に積み立て投資するという方法です。これらは長期的に見て年平均6.8%の運用益を見込めます。
たとえば、20万円を40年間年6.8%で運用をした場合206万円にとどまります。
でも、20万円から始めて毎月1万円積み立て投資した場合、40年で2174万円
毎月2万円積み立て投資した場合では、40年で4143万円になります。
iDeCoの公式ホームページはこちら